Chart book Cyber Press  by投資レーダー


第1回  批判だけならサルでもできる!

<98/7/3>

 先日、どこかの政党の街頭演説で「少子化」について話しているのが聞こえてきました。「日本の女性が生涯に出産する子供の数は1.37人であり、東京都に至ってはわずか1.05人であります。このままでは日本の将来は老人ばかりの活力のない社会になってしまうのです。我が党は全力を挙げてこの問題に取り組んで参ります!」
 はい、まさに仰るとおり! でも、ちょっと待って下さい。少子化や高齢化の問題って10年以上前から言われていたはず。10年間、手をこまねいていた結果が今のその数字となっている訳で、今さら胸張って「少子化問題に取り組みます」って言われても困るのだ。言うとすれば「これまで問題を先送りにしてきた我々のせいで、こんな状況になってしまいました。何としてでも責任もって対処していきます」でしょう。
 もっとも、馬鹿げたつき合いやつまらない利害関係などで投票してきた国民、全くの無関心か文句だけで投票に行かない国民、そんな国民みんなで醸成してきた社会であるということを棚に上げてはいけない。政治家や官僚などに文句を言う人は多いが、その中のどれだけの人が何か行動を起こしているだろうか?
 しかも、その有権者の約半数は「唯一にしてもっとも直接的な効果が期待できる」選挙での投票を棄権しているのです。自分が文句を言っている原因を作っているのは自分であるという認識など皆無なのでしょう。投票に行かない約半数の人が投票に行くだけで、今ある政党なんて全部ひっくり返る可能性だってあるし、少なくとも民意を無視できない状況が簡単に作れるのです。
 そんな可能性があるにもかかわらず、何ら行動せず投票にも行かず、届きもしない文句だけ言って今の「平和」にドップリ浸かっている日本人。その代表の政治家であり、そのエリートである官僚と考えると、ちっともおかしいことなどありゃしない。文句言う方がおかしいって。日頃、株式市場の低迷や政府の無策を嘆いている人は、どうかこのチャンスをお見逃し無く! これも自己責任ですぞ!
 皆さん、選挙に行きましょう!

FROM 株向委

インターネット上には株式投資に関するさまざまな情報が溢れています。その中でもアクセス数bPを誇る超人気サイトが「株式投資向上委員会(株向委)」。97年にはYahoo!『Best Web of the year』の「ビジネスと経済部門」で、堂々第1位に輝きました!
96年2月の開設以来、個人投資家・証券マン・アナリスト・ファンドマネージャーなどなど数多くの人達が参加し、累計来訪者数は120万人を超えています。多くの参加者が本音で善意を持って語り合うこのホームページは、@株式投資の地位向上、A株式投資成果の向上を目指しています。
ぜひ貴方も株向委に参加し、投資に活かして下さい。


第2回  成功への第一歩

<98/7/10>

 「担当の証券マンの薦めた銘柄を買ったのに、ちっとも儲からない」「株式評論家が○×証券の講演会で話していた銘柄を買ってみたものの、損ばかりだ」よく聞く話ですが、こういうことを口にする投資家は、十中八九儲け続けることのできない投資家です。もし本当に儲けたいのであれば、もう二度とこのようなセリフは吐かないことが肝心ですゾ!
 投資というのは自分の大事な資金を少しでも有利に運用する目的で行われるものですが、あまりにも自分勝手な発想でしか行えない投資家がまだまだ大勢います。誰に何と言われようと、資金を出して投資するかどうかを判断するのはその投資家本人でしかありません。誰かに勧められた銘柄を買うなら、それはその話の内容を吟味して行動した貴方自身の判断であって、それは儲かっても損しても貴方自身の手柄であり失敗なのです。儲かったからといって「あの人の言うことは間違いない」などと持ち上げる必要はありません、その話を元にした貴方の判断と行動が正しかったから儲かったのです。同様に、損をした場合も「あの野郎、騙しやがった」んじゃなくて、貴方の判断が間違いだったのです。
 これが「自己責任」であり、リスクを負ってリターンを求める投資家の義務です。これができない人は、投資を舐めているか投資に向かない人ですから、すぐに株式投資などやめて銀行に貯金するかタンス預金にでもしておきましょう。資産管理というのは、まずは自分自身の特質や環境から考えなければなりません。もし、自分が投資に向いていないのならば、無理に投資しないことも立派な資産管理法なのです。投資に適していないのに損ばかり増やし続けている人よりも、優れた資産管理ができることになります。
 上記のような「依存型」の投資家は、投資とはどういうものであるかを知らず、自分の非を認めようとはしません。たまに自分で考えてやった投資でも、思惑通りに事が運ばないときは、何かのせいにしたりして然るべき対処を遅らせるだけで、結果的に大底で投げてしまうことでしょう。そしてまた、何の反省もせず同じことを繰り返すばかりです。投資の結果はすべて自分自身の判断と行動の結果であり、証券マンでも評論家でも、政治家のせいでもおかげでもないのです。このことをきちんと理解していれば、自分の判断の間違いも素直に認め素早い行動が取れますし、失敗を今後の投資に活かせることができるでしょう。成功への第一歩は、まずはここからです。

FROM 株向委

「異常な安さ」が「普通の安さ」へ
店頭平均が8日、「10連騰」を達成した。と言っても上げ幅は5%ぽっち。過熱感はない。どうやらダブルボトムを打って出直り相場入りしたようだ。店頭には「今期2ケタ増益最高益更新!」で「PERが20倍以下」が何と69銘柄もある。そのうち「PERが1ケタ」は15銘柄。こんなのは「満点採っても不合格」みたいなものでシステム自体がオカシイわけだ。投資家も経営者もこれでは報われない。「公開企業」を粗製濫造しすぎたことを証券界は反省しているが、マーケットもあまり不当に安いことに気づき始めた。「異常な安さ」が「普通の安さ」へ修正していこう。店頭相場はもう大丈夫と言えるが、大丈夫じゃないのは証券会社の方。投信シフトをしてもう長い。「利回り」と「安全」でのセールスに慣れてはキャピタルロスを許容できなくなっている。相場の足の遅さはそれ故。チャンス? かったるい?


第3回

<98/7/17>

 心地よい感動と新鮮な驚き、それに少々の苛立ちを残しつつワールドカップフランス大会が終わりました。残念ながら我が日本代表は3戦全敗という結果でしたが、自他共に認める大のサッカーファンである私は、この約1カ月の間大いに楽しませてもらいました(馬鹿騒ぎの一員ではありませんよ(^-^))。
 W杯決勝戦と同じ日に行われた参院選の投票率が、58%にまで伸びたことは素直に喜びたい。「日本の民主主義もまだまだ捨てたものではない」と書かれた方がいたが、本当にそうだと思います。本音では「さすがに日本人も動いたか」と書きたかったのだと思いますが(笑)。でもまだたかだか半分ちょっと、半分弱は投票すらできない国なのです、楽観などできるはずもありません。
 結果はともかく漸くサッカーでは世界の舞台に参加し、NAKATAという顔もできた、それなりの評価も得られました。好き嫌いはあろうかと思いますが、中田選手は海外の一般的な選手と同じく、海外のクラブチームに自分を売り込むという当たり前のことをしている日本で唯一のプロサッカー選手です。代表にすらなれない高給ベテラン選手が、日本的なアマチュア精神にしばられ理不尽な「口撃」しかできないのとはわけが違います。それに同調してしまうのもアマチュア体質のなせる技なのでしょうか。
 日本という国自体も、もはやアマチュア精神では通用しない時代。ローカルルールで物事を決めるわけにはいかないし、「顔」がなくては相手にもしてもらえません。国どころか、政党、派閥でしか活躍できないアマチュア政治家では困るのです。世界の舞台で渡り合おうというエースストライカーが待ち望まれます。自らの国にカントリーリスクを感じ、株を売るなどということはご免被りたいものです。
 当面、そういうものに左右されにくい店頭株などの割安銘柄に注目したいところです。

FROM 株向委

 数ある株向委のコーナーの中で、最も人気が高いものの一つが「テクニカルガーデン」です。このコーナーは山口県在住の個人投資家cocktailさんが執筆されています。
長年の実戦に即したテクニカル研究は、そんじょそこらのプロでもかなわないでしょう。このコーナーに限ったことではありませんが、我々には一切の思惑がない、自分が正しいと思ったことを公表しているだけですので、間違いに気づけば即座に訂正できる。
 そのテクニカル研究に今や欠かせないのがパソコンです。このチャートブックにもテクニカル分析用ソフトの広告がいくつかありますが、これら以外にもまだまだたくさんあります。そういうものの紹介や相談も気軽にできますので、テクニカルに興味のある方はぜひホームページをご覧になって下さい。


第4回  心のチャート

<98/7/24>

 「投資」、もうそれ自体が「欲」からくるもので、「欲張るな!」と言っても無理に近いですよね。そもそも人間の生活と「欲」とは切っても切れない縁があるわけで、「欲」のお陰で世の中が進歩したり人間が成長したりといった良い面もいっぱいある。
 「良い欲、悪い欲」、投資における「悪い欲」とは、「あと10円上で売れたらいくらの儲けになるからそこで売ろう」とか「来月のボーナスまで待てば、もっと安く買えるだろう」とか「確実な情報を聞いたからこれは大きく儲かるぞ」とか、自分にとって都合のいいことばかり考えてしまうものです。こうなってしまうと不利な材料や冷静な判断はできなくなり、「そうじゃないかと思ってたんだ、思った通りにしておけば良かった」の連発でしょう。
 相場がうねりを持って動く時というのは、別に難しい分析をしなくても多くの人が感じるはずです。ただ、その感じたままを「悪い欲」によって遮られてしまい、行動に結びつけられないから失敗してしまうというケースが非常に多い。話を聞いてたら、何でそんなにわかってるのに儲けられないの?っていうことよくありますよね。
 そうです、「欲張るな!」という無理に近いことができるかできないか、これが投資を行う上で実は非常に重要なのです。銘柄分析やポジション管理と同じぐらい、放っておけば欲張りゾーンに突入してしまう心の管理を怠らないようにしなくてはいけません。
 これ、株価や業績のように一目で見てわかったり、勉強すればいいってものじゃないから質が悪い。
 まず「己を知る」、大事なことですねぇー。第三者の目から見てると、損をする人というのはまず間違いなく同じことを繰り返して損をしてます。いつも高値を買ってしまう人、いつも売り時を逃す人、もうこうなってくると相場がどうのこうのと言うより、その人の特性だ。
 チャートをご覧の皆さん、たまにはご自分の心のチャートもチェックしましょうね。

FROM 株向委

「株向委ML」
 「ML」とは「メーリング・リスト」の略で、多くの仲間と電子メールを利用して情報交換が行える便利なシステムのことです。「株向委ML」の参加者は現在約2400人。
 ルールとマナーさえ守っていただければ、誰でもOK、参加は無料です。高度な議論から初歩的な質問まで、幅の広さも特徴です。
【最近投稿されたメールのタイトル】
「格下げでも上がった日本国債」「アメリカの不動産投資について」「調整インフレは可能か」「株の長期的展望」「為替相場のサイト」「教えて税金」「外貨建て商品について」「デジキューブ」「コール暴騰!」「質問 証券会社とのトラブルについて」「第三者割当についての質問」「日興証券の通信取引について」「浜松の元気企業」「突っ込み買いについて教えて」「ホームトレードについて」「52週RCIについて」

 


第5回  ビッグバンとは大きなカモのことか

<98/7/31>

 ビッグバン、まぁよくもこれだけと感心するぐらい多くの報道が繰り広げられてますが、投資家の皆さんも同じように盛り上がる必要など何もありません。さすがに最近少しは冷静な論調も出てはきましたが、基本的には所詮、業界主導のビッグバンでしかないものが多いのです。そんなものであるなら、気にしなくて良いんですよ。じっくり見てからでも遅くはありませんからね。だいたい、なんでビッグバンだからって「投信」なのでしょうか? ビッグバンだからって急に運用がうまくなるわけないのにね。これすべからく業界の都合によるところ大だからです。
 証券会社と取引きしたことのある多くの人たちは、「投信」と聞いて良いイメージを持つことはほとんどないでしょう。だのに、銀行などが目の色変えて「遅れまじ」と参入しようとするのを見ると滑稽ですらあります。
 私ももちろん、もっともっと投信が日本の社会に根づくことを期待してやまないのです。ですが、それは投資家のためになるものでなければ意味がない。決して金融機関の生き残りのためのものであってはならないのです。ビッグバンを生き残るための投信や戦略でなく、投資家のためになるものでなくてはならないし、またそうでないものは例え一時期はうまくいっても、必ずしっぺ返しがくるのです。
 そのためにも、どうか投資家の皆さんご自身が、見極める目を持ってください。ブームに躍らされては、なんらバブルの頃と変わりがありません。金利が高いからと為替リスクも考えず、安易に外債に群がる投資家を見て、専門家達は笑っているかあまりのリスク感覚の欠如に恐れを抱いているのですよ。もう、欲張ってはみたものの損をしたからと人のせいにして通用する時代は過ぎ去ったのです。「そんなことも知らずに投資したアンタが悪い」と言われる世界がビッグバンです。
 株でもそうでしょ、皆がワーッとなったところを一緒になっていくとやられるのは明白。一歩引いて、本当にプラスになる部分とマイナスになりかねない部分をしっかり見極めましょう。過去の結果やセールストークだけで、中身を理解せず行動するのは「カモ」でしかありません。カモが一切救済されないのがビッグバンだと覚えておきましょう。

FROM 株向委

「パソコンについて」
 パソコンというと何か難しいものと身構えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、心配ご無用! なんとかなるものです。ほら、車の運転だって初めは緊張するけれど、慣れれば自然に使いこなせるようになりますよね。
 何はともあれ、興味を持って使っているうちに日々理解が深まり、勘所さえ掴めばあとは簡単です(もちろん奥は深いですが)。私自身、それほど機械に強いわけではありませんし、60過ぎて覚えたなんて人もざらにいますから。
 とにかく、まずは自分の興味のあることから始めることです。「まずは基本操作をマスターして」などと小難しい解説書から入ろうとするよりも、ゲームでも株のソフトでも何でも良いからやりたいことをやる。そこから覚えていけば良いんです。パソコンブームの去った、今が始め時です。株向委のホームページなんて、とても良いきっかけになると思いますよ(^-^)。


第6回  “当たり屋”――それは言ったモン勝ちの称号?

<98/8/7>

 目を皿のようにして相場を毎日見ることができる人は良いのですが、そうじゃない普通の社会人にとって、新聞やテレビ、専門誌などの情報はとても有り難いものです。近頃はインターネットも欠かせない情報源となっており、ニュースや株価に市況解説、銘柄分析、株主総会…、無い物は無いと言えるほど。
無くてはならない有り難いメディアの力、それゆえにその利用には細心の注意を払う必要があります。そもそも相場ですから当たり外れがあるのは当然で、見通しが外れたときは「間違えました」と言えば良いんだけど、評論家などはそれじゃあ商売にならないからか、たとえどんなに曲がり続けようとも「当たり屋!○○先生でござい」ってな具合いに大きな顔をしているものです。
「なんであんな嘘ばっかり言ってる奴がいつまでものさばってるんだ」と憤慨されている方も多い。バブル真っ盛りの頃、さんざん煽って間違った有名先生方、未だ現役バリバリで「当たり屋」ですから、笑っちゃいますよね。
先日、書店で「当たり屋○○先生の新刊発売中!」なんて広告を見かけて、思わず吹き出したあと、一人で「何でやねん!」と突っ込んでしまいました(笑)。
こんなのもビッグバンの折、投資家が「NO!」と言わなきゃならない。投資家のためじゃなく業界のための評論家ならいらない!安易に有名先生に頼ってしまう業界も、いい加減に考え直さないとダメだ!。
「天は自ら助く者を助く」〜不埒な輩を排除するには、我々自らの努力しかありません。簡単に誤魔化されないよう、しっかり勉強し、しっかりチェックし、お互い助け合っていきましょう。相場では自分しか最終的に頼るものはありませんが、こういうところはいくらでも助け合うことができるのですからね。

FROM 株向委

「ほとんど全ての投資家は努力が足りない」
 株向委「テクニカル・ガーデン」を担当しているcocktailです。こんにちは。
これから株式投資を始める方はもちろん、既に何年やっても損ばかりしている人(投資家のわずか3パーセントしか儲けていないデータがあるそうです)に言いたいのですが、いったん売買を始めればみんなプロです。どんな世界でもプロはそれなりの研究・勉強・練習に血がにじむほど努力していると思います。しかし一般投資家は時にサラリーの1か月分かそれ以上稼ぐことがあるのに、次の売買では逆に同じくらいを損し、損を取り戻そうと焦ってしまい、売買するべきでない時期に売買し、ずるずると損を重ねてしまうのが現実ではないでしょうか。
 それはほとんど勉強せず、あいまいな相場観測で株を買っているからではないでしょうか。私は十数年、毎日平均4時間の研究をしてきました(本職があるのでそれくらいしかできない)。全ての投資家にそこまでやりなさいとは言いませんが、もう少し勉強が必要なのではないか、と思います。もちろん日本の投資環境は決していいとは言えませんが、何事も他人のせいだけにしてはいけません。【cocktail】


第7回  株で勝つ

<98/8/14>

 この“全米bPファンドマネージャー”と賞賛されるピーター・リンチ氏の書籍を愛読書、必読書、とする相場関係者は多い。事実、私も昔から「お奨めの書籍は?」と聞かれたら、いつも「ピーター・リンチの株で勝つ」と答えてきました(本誌「兜町 Book 倶楽部」より発注可能)。
 ほとんどが鼻糞のような相場書籍の中で、この本が秀逸なのは「本当に相場において重要なこと」が書いてあるからです。毎週のように発行されている「実はそれほど重要じゃないことを、さも重要であるかのよう」に書かれているのとは大違い! 売れてるものが良いものとは限らないのは、どの世界でも一緒です。
 例えば、第4章に「株式投資以前の三つのポイント」があります。よくある入門書でも書いてあるようなことですが、あまり深く触れられることはありません、サラッと書いてあるだけです。株式投資をやるべきかどうか? 株式投資をする環境や資質があるか? まずはここからチェックしなくちゃいけない。ここをクリアせず、投資して失敗している「戦う前から勝負がついてる」人のなんと多いことか。そういう人がいくらニュースを見てもチャートを見ても、損するのがオチです。ここをクリアしてからでなくっちゃダメですよ。
 ここに書かれている三つのポイントのうち、初めの二つまでは条件さえ整えばクリアできるし、問題のない人も多いでしょう。しかし、最後の三つ目「株で成功する資質があるか」、これを真摯に読めば愕然とするはずです。そう、ほとんどそんな奴はいない!(笑)。もう人間としてスーパーマンのような強靱な精神力や思考回路が必要だと書いてある。
 でもご安心下さい、これ逆に言えば誰でもできることなんです。勉強ができなければいけないとか、特別な情報網を持ってなきゃいけないとか、特定の人しか不可能なことだとはどこにも書いてないんです。全部、心がけや考え方次第でなんとでもなるものばかり。
 誰でも「株で成功する資質」を持つことができる! でも、多くの人はこのことの重要性を理解していない。ぜひ、ご一読を。

FROM 株向委

 今週は役立つ情報をお届けしましょう。
 株価分析・チャートソフトを使ってみたいなとお考えの人も多いと思います。でも、なんだか種類は多いし決して安くはない、機能や使い勝手は?と悩んでしまいますよね。そこで私のお薦めを一つ紹介します。
東研ソフト「カナル2」
 いろいろこの手のソフトを調べてきましたが、価格、機能、使い勝手、データ取得、どれも文句なしの素晴らしいソフトです。字数がありませんので、詳細はこちらでご確認下さい。興味はあるけどパソコンは持ってないという方は、ソフトを使うためにパソコンを買う価値はありますから、電器店やインターネットカフェに出向いてチェックしてみて下さい。


第8回  企業と総会屋との癒着

<98/8/21>

 またまた起こった総会屋事件、そう簡単には社会に根付いた悪習を絶つことはできないのでしょうか? 企業には猛省と再発防止を、お上にはこういうことが起こらない社会作りを願いたい。
 8月20日付の日経新聞社説に、米国企業の事故発生時における対応について書かれた部分がありました。ここで注目したいのは、事故を起こした企業の言動に対する米国民の反応です。率直に非を認め、然るべき対応を迅速にとった企業には好意的だが、責任の所在を曖昧にし対応の遅れた企業には、断固として“NO!”と言う。米国民は自分達がとるべき行動を理解し、その結果ふさわしくない企業は淘汰されることを知っているのでしょう。
 一連の総会屋事件についても、日本の株主や顧客はもっと厳しい姿勢をとらなければなりません。「そんな企業の株主にはなりませんよ」「そんな企業は利用しませよ」と言ってあげなくてはならないのです。怖い怖い総会屋より、お客さんや投資家の方がもっともっと怖くなればいい。つまり、そんな企業は利用しない、そんな企業の株は買わない、即刻売却! こういう姿勢をとり続けていくことが、悪習を元から絶つには必要不可欠です。
 誰しも、もし自分が脅されたりするような立場になれば、良いと思わないことでも屈してしまう可能性があるわけで、ただ「良くないことはヤメロ」というだけでは、何の解決にもならないでしょう。
 「総会屋さんも怖いけど、お客さんや株主の方がもっと怖いんですよ」
 と総務部長さんに言わせてあげましょう! 企業のために“NO!”と言ってあげる、それがひいては社会に我々自身に跳ね返ってくるのですから。
 「オタクも大変ですなぁ、運が悪いよ」
 などと言ってる、株主やお客さんに一言。
 「アンタが真犯人なんだよ!」

FROM 株向委

「変化もいいけれど水準も忘れずに」
 同じ株価1000円の会社で、利益は中期的に横ばいだが現在1株あたり100円(PER10倍)で、1株純資産1000円(PBR1.0倍)の会社Aと、利益は毎年15%増だが現在1株あたり25円(PER40倍)で、1株純資産500円(PBR2倍)の会社Bがあるとします。10年後の会社Aの1株利益は相変わらず100円ですが、利益を全て内部留保したとして考えると1株純資産は2000円になっています。それに対し、会社Bでは毎年15%ずつ利益は増えて10年後の1株利益は101円、1株純資産は1083円となります。A社とB社の利益はほぼ同じになりますが、1株純資産の差は500円から917円へさらに開いています。先の見えない時代だからこそ、投資にあたっては成長性のみならず、利益や資産の水準をも忘れずに。【藤沢】


第9回  極私的相場観 ブル!ブル!ブル!

<98/8/28>

 いつものようにこのコラムの原稿を投資レーダー社にメールで送ろうと思ったら、日経平均1万4000円台割れを、日経新聞のホームページで知りました。急遽、差し替えで今週は相場の話にします。景気の悪い話を並べればキリがないけど、ここは一丁「ブル!ブル!ブル!」と行きましょうか(^-^)。
まずは皆さん、今はバブル直後ではないということを思い出して下さい。あらん限りの信用を膨大化させ、みんなでしこたま買い漁った「あの頃」は遙か昔。上がってもないのに大暴落など起こるわきゃない。しかも、金利は史上最低水準を続行中。ここまで10年近くも売り続けてるんだから、今更そんなに売る株もないよ、証券会社は投信や外債ばっかだし。
 別にここから少々下がったって良いでしょ、バブル後最安値更新なんだから。
 日経平均で言えば十数年間で一番安い水準。専門家が自信持って「ここは買い」と言ったときより間違いなく安いんだわ今が(笑)。
 いろいろ悪いことは山ほどあるけど、少なくとも大暴落を起こすような状況にはないと考えても良いんじゃないかな。
 ということで、ここからは「バーゲンセールの始まり」と言いたい。ここまでもそうであったように、いくら全体が下がろうとも上がる銘柄はあるわけで、普段買いたいけど買えなかったような内容の良い物を買うチャンスでしょう。
 バーゲンだからと「安物買いの銭失い」は困るので、「良い物をより安く」で行きましょう。
 ただ、一つ気をつけておきたいのは、○月1日〜15日までがバーゲン期間だったはずが、「ご好評につき月末まで」なんてこともありますし、どこかの百貨店のようにさらに「Return」なんて張り紙してることもありますからね(笑)。
 でも、あまり細かいタイミングも気にしなくて良いんじゃないかな。長い目で見れば良いんだから。毎日毎日、売買しなきゃならない専門家ならともかく、普通の投資家なら目先に左右されるのはマイナスの方が多いです。じっくり長い目で見て投資するチャンスとして、買い場到来と捉えておけば良いと思いますよ。それから、株も日本だけじゃないんだし、考えたら色々ありますからね。
 「しばらくの間」のことはしばらく忘れて、長い目での投資をボチボチ考えましょう。

FROM かぶこーネット

「メンバー紹介」
■る〜さ〜!:国内証券約9年勤務の後、金融情報サービス会社を経て、現在年金運用会社勤務。株向委初代委員長、つまり株向委を始めた人です(^-^)。
■弁之助:国内証券勤務、マーケットウォッチャー。日本有数の店頭株スペシャリスト。昨年末から二代目の株向委委員長。一番ご苦労様な人。
■しん:半導体メーカー勤務の個人投資家。半導体需要予測などの経験を株式投資にフィードバック。チャートソフトや売買システムを構築している。新作ソフト完成間近! 一番威勢のいい人。
■cocktail:山口県のバーのマスター、個人投資家。カクテルとジャズとテクニカル分析の達人! 生半可なプロなど相手にならないぐらい研究を重ねている。一番こだわりのある人。
他数人、事情により紹介できない人も。先週の藤澤さんは岐阜県の自営業、個人投資家。


第10回  ホームトレード花盛り

<98/9/4>


 インターネットの普及につれ、国内証券においても『ホームトレード』を行っている証券会社が増えてきました。私が把握しているだけでも14社あります(明日には15社になってるかもしれませんが)。さまざまな取引形態が実現されることは投資家にとって有り難いことで、証券各社のご努力には頭が下がる思いです。もっともっともっとがんばって下さい(^-^)。
 ホームトレードとは主にパソコンを利用して、場中はもちろん証券会社の営業時間外でも売買の発注や値段訂正、残高の確認などができるとても便利な取引です。証券マンの話に惑わされず自分の考えでできるのがよいという投資家もいますね。さらに、リアルタイムで株価やニュースを見たり、チャートや業績を表示したりといったサービスを提供している証券会社もあり、ほとんどプロと変わらないような環境が自宅でも作ることができるのです。パソコンを利用しているということもあり、今のところ比較的若い層が中心ですが、このような利点を考えると、むしろ定年を迎えたような投資家の方が利用価値は高いかもしれません。
 今後、手数料の自由化となれば、ホームトレードを利用しての取引がもっとも手数料が低くなるはずで、頻繁に売買を繰り返す投資家にとって無視することはできなくなるでしょう。1000株買うときの手数料が、今まで通り証券マンに発注したら5000円、テレフォンショッピング形式なら2000円、インターネットから自分で発注すれば800円、なんてことが十分予想されます。もっとも、少々の手数料の差など気にならないほど儲ければ関係ないかもしれませんが(大勢に影響がないほど損してたら…とは申しません(^-^))。
 まだまだ米国ほどの歴史もボリュームもありませんから、こなれたシステムとは言い難い面もあるのですが、そこは利用者である『投資家の声』でより使いやすいものに変えていきましょう。現在、ホームトレードを調査し比較検討するホームページを準備中で近日中に公開する予定なのですが、そこには皆さんの『投資家の声』をドンドン取り入れて行くつもりです。是非とも実際に利用なさっている皆さんのご意見をお聞かせ下さい。メールお待ちしております。

FROM かぶこーネット

「約15%の変人」
 貯蓄広報中央委員会の調査によると、一世帯の貯蓄に占める株など有価証券の割合が82年以来の8.2%だそうだ。また、貯蓄をする際に重視する項目は「安全性」がダントツトップで、92年の約40%から52.5%に上昇。「収益性」については過去最低の14.9%で、92年の30%弱から実に半減となっている。
 このデータから言えるのは、このコラムを読んでいる貴方はほとんど「変人」に近いということ(笑)。これだけ大衆が安全性にシフトしているご時世で、敢えて投資を考えてるんだからかなりの変わり者。
 しかし、大衆と行動をともにしていては収益を得られないのが相場の世界。この「約15%の変人」だけが、相場で収益を上げるチャンスを持っているのだ!