Chart book Cyber Press  by投資レーダー


第31回  ダイオキシンと情報開示

<99/2/12>

 ニュースステーションでの特集で、所沢のダイオキシン問題が注目を集めています。2年前にJA所沢が調査したのに、未だデータを公表していない、早く公開しろ、という話。JAは、野菜に関するダイオキシン濃度の基準もなく混乱を避けるために公開していない、というような説明をしているそうです(先日ようやく公開され、おまけに『安全宣言』までなされました)。とてもこれだけの理由で公表していないとは思えないのですが(ここでも既得権の影がちらつくのは私だけではありますまい)、百歩譲ってそれだけの理由であったとすれば、それはすなわち「バカな市民に下手に情報を与えると愚かな行動を犯しかねない」と言ってるようなものです。
 この一連の騒動を見ていて思うのは、環境問題と同時に「情報開示」「自己責任」という言葉です。まるでどこかの国の金融市場を見ているようですね。「消費者(投資家)保護の観点から、情報は吟味加工の上、出してあげる」、ね? 一緒でしょ(^-^)。ダイオキシンだとことが健康ですからわかりやすいですが、これは市場や投資家にとっても適切な情報を得られないという意味で健康を害するのと同じなんです。われわれも市場にとってのダイオキシンをちゃんと公開してくれと、役所や企業に口を酸っぱくして言わなければなりません。
 もう一つの問題は「自己責任」です。ダイオキシン問題での自己責任は、情報があれば自分の判断で選別できるということと、もう一つ「もと(ゴミ)は自分たちが出している」ということです。これを棚に上げていては問題の根本的な解決には結びつきません。投資の場合も、企業や役所や金融機関に正当な情報のもと、自己責任で判断させてくれ、と言い続けると同時に、一方で所属する企業や自営する会社では情報を出し渋るようでは、元凶を自分で作ってるようなものです。
 とかく世間は「ジコチュー(自己中心)」の雨あられですが、「情報開示と自己責任は他人のためならず」で、広く全体の利益を志向することが、ひいては個の利益に反映されていく、という精神を持ちたいものです。いえ、もう持たなければ先はあまりにも暗いでしょう。そういう意味でも、横並びの愚かさを経営者や責任ある立場の方々は強く認識し、行動していただきたい。
 ※ダイオキシン問題は公表されているデータの信憑性や比較の仕方、本当の影響力はどれぐらいなのか(ここ数年で急に発生したものじゃありませんからね)、などよくわからない部分が多々あり、そう単純に判断できるものではないようにも思います。また、早急に対処すべきことは、安全性のパフォーマンスなどではなく、焼却場密集の解決や処理方法の検討であることは言うまでもありません。


第32回  再考すべき資格の意義

<99/2/19>

A:「株や投信はやらないのですか?」
B:「ええ、株とか投信って怖いじゃないですか」
 これ、Bの人が一般の方ならまだそんなに驚かないのですが、なんと投資家に資産運用アドバイスをするのが仕事であるはずの、とある「FP(フィナンシャル・プランナー)」の方の発言だそうです。オドロキを通り越して呆れてしまいますね。この話は先日、FPの方々と交流の深い人に聞いた話ですが、FPといってもいろんな職歴の方がいるわけで、一度もリスク商品と関わったことがないFPも当然いらっしゃる。そんな方の発言なのですが、リスクや投資との関わりが乏しい一般の方のために存在するはずのアドバイザーも、同じレベルの認識でしかないというのは恐ろしい話です。FPの重要性や存在意義は今後ますます高まるものと思われますが、資格が何のためのものなのかということを忘れてはいけませんね。また、その資格に全面的な信頼を置きすぎるのも、今のままじゃ不安が残ります。FPというのは、ライフプランにおけるさまざまな項目をフォローしなくちゃいけないので、どうしても専門外のことに関しては知識が表面的になりがちですから(もちろん、多くの経験を積んだ素晴らしいFPもいらっしゃるのは言うまでもありません。これはFP批判ではありませんので、念のために)。
 一方、まるで将来がないかのような捉えられ方をされることが多い「証券マン」ですが、しかしこと投資の相談という点に関して、未だそれ以上の存在はありません。その知識やノウハウはちょっとやそっとで追いつかれるようなものではありませんし、何より日本の「投資家」をもっとも熟知しているのが証券マンであります。しかしながら、これまでの証券会社の営業姿勢やモラルの低い証券マンの存在などにより、必要以上に低く評価されているのも事実です。最低限の試験はあるものの、資格と呼べるほどのものではなく、そのような面も影響しているのでしょう。確かに「証券アナリスト」という資格もありますが、これが個人投資家にアドバイスする上で必要だったり、本当に役立つというほどのものではないでしょう。誰も高等数学の相談をしたいわけではありませんからね(^_^;。
 例えば、スーパーなどでレジの正確さやスピード、接待などを競うコンテストがあります。いかに気持ちよくお客様に買い物をしていただけるかを競うとても有意義なものでしょう。証券マンにもそのような視点からの資格があればよいんじゃないでしょうか? FP的な思想を持ったリスク商品専門のアドバイザー、実用的な投資手法、財務分析、投資家心理、テクニカル分析、アドバイス方法、パソコン活用、さらに株式投資アドバイスをする上で不可欠な幅広い知識などなど、それらの筆記試験にレジコンテストのようなシミュレーションテスト…。投資家の視点から考えていけば、「資格」の持つ意味も自ずから変革していくはずでしょう。「転職に有利」「給料が上がる」、今は出発点から誤りがあるような気がします。誰のための資格制度なのか?見つめ直す時期ではないでしょうか。


第33回  株価Watching!

<99/2/26>

 先日、とある企業の社長さんがこんな話を聞かせてくれました。「私がインターネットを使っている理由の一つに、信用調査という目的がある。上場企業といえども倒産する時代。毎朝、インターネットのYahoo! Finaceに登録してある取引先企業の株価をチェックするのが私の一日の始まりだ」。もちろん、株価だけではなく信用調査機関などさまざまな情報も得ていることは言うまでもありませんが、それらの情報の信憑性を測るのにも一役買うのかもしれませんね。
 ここ数年、多くの一部上場企業が倒産しました。巷では「まさかあんな大企業が」「突然でビックリ」とささやかれることが少なくありませんでしたが、一方で「やっぱり」「そのうちそうなると思ってた」という人もあったはずです。私も山一の時は「ついにですか」と感じ、世間のオドロキに違和感を感じたのを覚えています。もちろん、それは株価を見ていたかどうかの違いによるのだと思います。全く突然、降って沸いたように潰れるケースを除いて、概ね株価が状況を知らせてくれる警報機になるでしょう。話が逸れますが、学生の人気企業ランキングを見ていると、概ね好調な企業が上位にランクされているのですが、中にはイメージだけで株価を見てないなぁと感じるものもありますよね(^_^;。就職を控えたお子さんがいれば、ぜひ株価も見るようにアドバイスしてあげて下さい。
 実際の投資においては、守りにも攻めにも「株価を見る」というのは基本中の基本です。これだけ株価の低い銘柄が多いとそれだけでは判断しにくいですが、少なくともある程度は判断できるはずです。特に、確たる理由もなく持ち続けている塩漬け株が危険水域にまで下がってきた場合、対処したり考えておくのは当然のことでしょう。ほら、もうすぐそこにサインを出してる企業があるかもしれませんよ。

FROM かぶこーネット

 インターネットには『掲示板』と呼ばれる情報交換などを行う場があります。玉石混淆ですが、利用次第ではこれほど役立つものはありません。投資関連の掲示板も今や数え切れないぐらい豊富になってきました。中には怪しげな仕手情報の掲示板などもありますが、さまざまな疑問質問に、全国の個人投資家やプロが答えてくれる有益なものも多数あります。わがかぶこーネットにも以下の掲示板がありますので、ぜひご利用下さい。もちろん無料ですし、誰でも気軽に参加できます。
※すべてこちらからアクセスできます→http://kabuko.net
『投資Q&A掲示板』〜読んで字のごとく、投資にまつわるさまざまなQ&A
『株式なんでも掲示板』〜フリートーク、やや専門的な話題が多い
『ホームトレード掲示板』〜体験談やQ&A、意見・要望など
『かぶこーBooks掲示板』〜投資や金融経済関連書籍の情報交換や感想など


第34回

<99/3/5>

 手前味噌になりますが、3月3日の日経金融新聞「スクランブル」の欄にて、私および「株式投資向上委員会」のホームページが記事の中で紹介されました。このスクランブルは証券マンなど相場関係者がよく読んでる記事ですので、当日朝から「新聞読んだよ」というメールが相次ぎました。
 記事のタイトルは「自己判断の『芽』を生かせ。個人、ネットで情報交換」。証券会社の店頭ではいまだに「どの株が儲かるか」といった話題が中心で、他人依存の投資家がまだまだ多く、証券会社も「水準営業・値動き営業・需給営業」でいくのが簡単。インターネットの比較的若い投資家は、ツールを有効に使い自己判断で投資を行おうという姿勢が芽生えてきている――というような内容です。他人依存の投資家というのは、失敗したときその他人の責任にして逃げてしまい、全く成長しないという特徴がありますね。逆に、自己判断で投資を行っている人は、失敗したときでもなぜ失敗したのかを考え、同じ失敗を繰り返さないようにするので、自然と成長を続けていくのです。「投資は自己責任で」というのは、決して証券会社の責任逃れのためというわけじゃないのです、怪しげな専門家に「儲けさせてやる」などと騙されることもありませんからね。
 以下に簡単な比較をしてみましょう、貴方はどちらに当てはまりますか?

  他人依存 自己判断
求めているもの 儲かる情報 正しい情報の開示
行動範囲 証券会社の店頭 インターネット
得られる情報の質 うわさ中心 事実中心
情報を得るスピード 遅い 速い
投資スタンス 情熱的 論理的
資産運用分析 感覚的 数学的

 わざと極端に書きましたが当たらずとも遠からずじゃないでしょうか? さらに手数料自由化後は当然、かかるコストによって手数料も変わってくるので、

  他人依存 自己判断
コスト(手数料) 割高 割安

にもなります。とすると、結果はこのようになるでしょう。

  他人依存 自己判断
パフォーマンス 右肩下がり 右肩上がり

 すべてこのようになるのが好ましいというわけじゃありませんが、有利なものは活かして投資する方がよいに決まってますよね。これからの1年1年で、ガラリと市場を取り巻く環境も変化していくでしょうから、今からでも遅くはありません。ツールを有効に使った自己判断による投資を目指しましょう!


第35回  証券会社の営業姿勢に注目!

<99/3/12>

 出来高10億株超えで今や「だんご3兄弟か株か」と言われるほど、ここのところの株式市場は堅調に推移していますね(^-^)。ソニーが引っ張り、証券株も100円未満の銘柄が一時なくなり、出遅れていた銀行株なども動意づいてきました。これも野村証券の「株式営業注力宣言」の賜物でしょうか?(笑)。冗談はともかく、10日の日経新聞にその野村証券の記事が出ていました。「野村、収益目標を復活。4月から支店営業強化、人事評価にも反映」――株というのは生活必需品というわけじゃないので、ある程度は誰か背中を押してくれる人がいないと相場は盛り上がらないものですが、相次ぐ不祥事や強引な営業の反省から、ここのところ各証券会社とも控えめというか、株式に関しては開店休業のような経営方針をとっていました。「それもまた行き過ぎなんじゃないの」というぐらいでしたから、株式営業にも注力していくというのは結構なことだと思います。証券会社が株式投資を勧めずに、投信やMMFばかりというのもおかしな話ですからね。
 しかし、顧客の資産や状況に応じた投資勧誘や商品紹介、手数料を稼ぐための押し売りや回転売買やノルマ営業をやらない、という姿勢だけは当たり前のこととして崩してほしくないです。ホント、当たり前のことですがね。せっかく「証券会社に行っても押し売りされないよ」という評判が広まりつつあったのに、ここでまた墓穴掘るようじゃサルよりも劣ると言われても仕方がないです(サル、ゴメン(笑))。だいたい、海外子会社の巨額損失の穴埋めのために国内営業を強化するなんてのは情けないですよ(あくまで記事によるとですが)。まだ、「相場観」と言ってくれた方がカッコイイのに。
 とにかく、証券業界にとって最も重要なことは「パイの拡大」、つまり投資家の数を増やしていくことです。もちろん、証券会社も一企業ですから目先の利益が大事に決まってる。手数料がガッポガッポ入ってきた方がよいに決まってます。でも、目先にこだわるあまり無茶をしてしまっては、いつまでたっても今のまま。目先と同時に長い目でものを考えることも忘れないことです。「そんな先のことはワシには関係ないわい」という定年間際のお偉いさんがもしいれば、世のため人のためですのでさっさと追い出してやって下さい。投資家としては、この相場上昇で証券会社がどういう姿勢をとってくるのか要注目ですね。それは「またいい加減なことするんじゃないよ」という監視の目だけではありません。自分自身の投資においても、タイミングを計る上でとってもよい“目安”になるでしょうからね。


第36回  CD−ROM版四季報のススメ

<99/3/19>

 一服も交えながら「久しぶりに」明るさのある相場となってきました。兜町でも懐疑論をかき消すように威勢のいい声が聞かれます。このチャートブックもいつもよりかなり多くの量がアッという間に売り切れ、発売されたばかりの四季報・会社情報も出だし好調だとか。これまでの悪循環から、漸く好循環のきっかけを掴んだように思います。
 その四季報・会社情報ですが、これまでのずんぐりむっくりしたタイプの書籍だけでなく、2〜3年前からパソコンで使えるCD−ROM版も発売されています。発売当初はカタログを見る限りまだまだかなと思っていたのですが、最新版を入手して実際に使ってみたところ、これが思っていた以上の手応えがありました。ちょっと見たいだけ、全体をなんとなく見たい、というようなときは、もちろんこれまでの書籍タイプのほうが手軽で便利ですが、「インターネット関連の企業を探したい」「3期連続増益でPER50倍以下、株価1000円以下の企業は?」「大株主に○×銀行が入ってる企業をピックアップしたい」というような、スクリーニング・ランキング・検索といった機能ではダントツにこういうソフトを使用したほうが便利です。
 とてもすべての機能をここで説明することは不可能ですが、日頃の投資の強い味方となってくれるのは間違いないでしょう。買って損はないと思います。あえて難点を言わせてもらえば、書籍版の四季報と同じように3カ月ごとにソフトを買い換えなければいけないこと。ソフトの機能アップとデータ分だけ購入できるような形を早く取っていただきたいです。あと、個人でデータを利用できるファイル書き出し部分をもっと増やしてほしいですね。
 このCD−ROM版は投資家はもちろんのこと、証券マンにもお勧めです。お客さんと話すときにすぐに答えられないような質問があっても、これさえあれば大丈夫!(これは大げさですが)。じっくりと、またわかりやすく企業を紹介することができるでしょう。さぁ、ノートPCにこのソフトをインストールして訪問しましょう! おっと、その前に証券会社がパソコンを準備してくれないってか?(笑)。


第37回  証券業界大激動!

<99/3/26>

 和光・新日本の合併合意、住友銀とDLJ・日興・ソニーなどのオンライン取引参入など、証券界に相次いで再編・参入のニュースが飛び込んできました。他にも4月からはイートレードジャパン、今川三澤屋などがスタート、旅行業界の風雲児HISも参入と、ここ2年ほどの業界再編・ビッグバンの動きに、いよいよ拍車がかかってきましたね。
 10月から実施される「手数料自由化」、ここをスタートラインとする新たな競争に向けて、既存証券、新規参入組ともに準備に余念がありません。もちろん、中にはなす術もなく敗れ去るのみとなる証券会社も出てくるでしょうが、この競争が日本の投資環境を劇的に向上させる起爆剤となるのは間違いないでしょう。なぜなら、競争である以上、それを達成できない証券会社は生き残れないからです。どれだけ投資家本位のサービスを提供できるか? ぜひそういう観点からの健全な競争を演じていただきたいものです。
 投資家にとっても真剣に選別する必要があります。同じ売買でも取引している証券会社によって利益になったり損失になったりする可能性もあるし、自分のニーズに最も近いサービスを提供してくれる証券会社との取引でなければ、不便で仕方がないかもしれません。これまでのように、どこと取引していてもそれほど大きな違いはない、ということではなくなりますからね。証券会社の姿勢やサービスの中身をよーく見て選別していきましょう。
 投資家にとってよりよいさまざまなサービスが提供されるのを期待し応援するとともに、この業界に身を置くものとして、こんなにやり甲斐のあるおもしろい流れに参加しない手はありません(^^)。まだ新聞などでは発表していませんが、既存の証券会社とは一味違ったコンセプトの新しい証券会社を、すばらしい仲間たちとともに設立することが決まりました。非常に厳しい競争となるでしょうが、必ずや多くの投資家の信頼を得るものと確信しています。もちろん、そのためにどこにも負けないオリジナルなサービスを準備していきますので、どうぞご期待ください。証券界に新風を吹き込み、日本の投資環境を向上させます!


第38回  ●インターネット投資活用術●
(1)インターネットを楽しもう!

<99/4/2>

 このコラムをはじめ、いろんなところでインターネットを活用した投資の話を目にされることが多くなってきたと思います。10月からの手数料自由化もオンライン取引というのが、一つのキーワードとなって実際の収益に密接に関わってくるでしょう。でも「興味はあるけど、どうやったらいいのかわからない」という人も多いと思いますので、「インターネット投資活用術」をシリーズでご紹介させていただきます。とは言っても、パソコンの使い方とかインターネットの始め方などまではフォローできませんので、その部分はサラッと流していきます。詳しくは専門書などをご参考下さい。それ以外の部分でしたら、ご質問にもできる限りお答えしますので、メールでお問い合わせ下さい。パソコンを買ったけど、どう使えばいいかイマイチわからない、パソコンを買おうと思ってるけど本当に活用できるんだろうか、と思ってる人向けですので気軽におつきあい下さい。
 (1)インターネットを楽しもう! 四の五の言わずにまずはインターネット自体を楽しみましょう! まぁ、よくもこれだけいろんなものがあるもんだというぐらいいろんなホームページがありますので、それを知るだけでも価値はあるし半年ぐらいは飽きずに遊べるでしょう(笑)。利用者の立場から見たインターネットというのは全然難しいようなものではありませんし、車の運転よりも簡単に覚えられます。次のページに行きたければ「次へ」、前のページに戻りたければ「戻る」というようなボタンを押すだけの話ですからね。これから紹介していく投資に関するものはもちろん、それ以外でも釣りに料理にスポーツに政治にギャンブルにアダルトに…と何でもござれ(^_^;、わが家の機械オンチの奥さんも、料理や子育てホームページを見て楽しんでますから大丈夫(笑)。
 もう一つ、インターネットで欠かせないのが「電子メール」です。これも細かいことは言いません、とにかく便利で役立つツールですのでドンドン使ってみましょう。何なら試しに私にメールして下さっても結構です(^-^)。何年も会ってなかった友人とメールのやりとりしたり、普通だったら知り合うことなど考えられない人とメールを通じて交流が持てたり、間違いなくネットワークの輪が広がり、投資においても貴重な武器になります。実際、金融の専門家もメールで情報交換を毎日繰り広げている人が大半を占めるようになってきました。それにメールマガジンやメーリングリストといった情報を配信してくれたり、情報交換をする場もありますので活用していきましょう。
 さて、次回からは実際にインターネットを活用しての投資を行っていくためのノウハウを、順を追って解説していきますのでお楽しみに!


第39回  ●インターネット投資活用術●
(2)ホームページの探し方

<99/4/9>

 今週はインターネットで見たいホームページの探し方をご紹介しましょう。サイトを探すには大きく分けて次の2つの方法があります。

A)検索サイトから探す
 ヤフージャパンエキサイトなどの検索サイトを利用します。
【キーワード検索】…「テクニカル分析」などと検索したいキーワードを入力して検索します。上記ヤフーで「株式投資」と入力して検索ボタンを押すと、「○○件がデータベースと一致しました」という表記の下に、関連するカテゴリやホームページが表示されます。
【カテゴリ検索】…分類されたカテゴリから興味のある対象を探していく方法。同じくヤフーに、「ビジネスと経済」というカテゴリがあり、その中に「マーケットと投資」というカテゴリがあります。例えば、かぶこーネットは「トップページ→ビジネスと経済→マーケットと投資」という具合にクリックして辿っていけば見つけられます。

B)リンク集から探す
 多くのホームページには「リンク集」と呼ばれるページがあります。これはホームページ作者の興味があるホームページや、お薦めのホームページがアドレス帳のように紹介されていますので、そこを参考にして興味のあるホームページを探していくのが手っ取り早い上に、参考になるよいホームページを探せるでしょう。かぶこーネットにも「金融定番☆500Link+α」というリンク集があり、ニュースサイトから個人のホームページや証券会社などさまざまなページを網羅しています。
 さて、上記のように探したホームページをまた繰り返し見たい場合は、ブラウザ(*1)の「お気に入り」や「ブックマーク」に登録しておきましょう。そうすれば、またいちいち検索して探さなくてもサッといつものホームページを見ることができます。電話の短縮ダイヤルやラジオのプリセットみたいなものですね。かぶこーネットも登録しておいて下さいね(^-^)。

【用語解説】*1ブラウザ…ホームページを見るためのソフトで「Internet explorer」「Netscape Navigator」などが有名。最近のパソコンにはほとんど初めから入っています。


第40回  ●インターネット投資活用術●
(3)ニュースと株価情報

<99/4/16>

 インターネットで取得できる情報として、日常的に利用頻度が高いのはやはりニュースと株価でしょう。24時間いつでも知りたいときに知りたい情報を入手できることがインターネットの最大の特徴で、ニュースや株価を含めた投資情報というのは、インターネットにもっともマッチしています。日経新聞を初めとした全国紙、ヤフーやブルームバーグなどでは、毎日かなりの頻度でさまざまなニュースを配信しています。例えば、日経新聞のサイトに訪れると朝刊に掲載される記事が前日にかなりの部分がチェックできますし、夕刊の記事は午前中にはほぼ知ることができます。これまでは金融機関にあるクイックやロイターなどの専用端末でしか入手できなかった情報が入手できたり、プロと一般投資家の情報入手の時間差も飛躍的に改善されるのです。実際、日中にインターネットをチェックできる環境にある投資家などは、日経新聞のホームページで昼間に配信されるニュースをチェックして、投資したり投資方針を考えたりしています。翌朝に配達される日経新聞は、スクープやサイトで配信されなかったニュースのチェックに利用しています。また、テレビやラジオや新聞などでは不可能なこととして、自分の知りたい情報を簡単に検索できるというメリットも大きいですね。前回紹介したホームページの検索と同じく、自分の興味のあるキーワードをもとに関連ニュースを探すことも可能です。
 株価情報はこれまで、証券会社に問い合わせたり、テレフォンサービスや文字放送や短波ラジオなどを利用してチェックしていましたが、これもインターネットならいつでも、世界中の株価情報を入手できます。単に時価や終値を知るだけでなく、気配や出来高やチャートはもちろんのこと、さまざまな財務情報や企業情報、アナリストレポートなども入手できる場合もあります。無料で利用できる株価情報は概ね20分程度のズレがありますが、それでも充分利用価値がありますし、どうしてもリアルタイムで株価を知りたいなら、証券会社のホームトレードを利用すれば可能です。また、オプションや株価指数先物の情報もあり、今やほとんどの情報が簡単に入手できると言えるでしょう。
 それでも、米国の方が情報の充実度は高く日本はまだまだ遅れています。米国の場合は「入手できない情報はない」と言っても過言ではないぐらいですが、日本ではさまざまなしがらみなどでまだその域までは達してません。こういう部分は、日米の投資家に対する態度の違いで、市場が誰のためにあるのかという根本的な認識の違いが大きいです。投資家のための情報開示という観点から、早急に改善していっていただきたいものです。

■ニュース
ブルームバーグ  ロイター  ラジオ短波  日本証券新聞  株式市場新聞

■株価情報
Yahoo!ファイナンス  NIKKEI NET株価サーチ  オプション・株価指数先物(価格表、IV、HV、マーケットプロファイル)