Chart book Cyber Press  by投資レーダー


第61回  ●インターネット投資活用術●
(20)インターネット情報事情

<99/9/10>

 最近の論調でよく目につくのが「インターネットでは怪しい情報が錯乱していて、仕手筋が暗躍したり騙されたりする」というのがあります。そう言われるとそんな気になるかもしれませんが、実はこれぞまさにインターネットの状況をよく知らない人による机上の空論。私、もうかれこれ5年ほどネット上での株に関する状況を見てきていますが、いまだかつて一度たりとも大勢の人がいかがわしい情報に騙されたなんてことを見たことがありません(笑)。多分これからもそう簡単にはいかないんじゃないでしょうか。
 たしかに、怪しい情報や騙そうとしている人は存在するでしょう。その点に注意が必要なのは言うまでもありません。では、なぜそれが大がかりな被害には結びついてこなかったのか? それは噂の伝達や騙される場合のパターンと、インターネットの現状を見比べてみれば簡単。全然違う、相容れないものなんです。怪しい噂が伝搬されるパターンというのは、ほとんどの場合がその情報の正誤を判断できない人から、また判断できない人へと伝わることによって起こります。途中で「それはおかしい」という人が介在しないのです。その噂に対する正確な情報や知識を持たない人に、ほぼ1対1で伝えられるのですから仕方がない。
 一方、インターネットでは情報が瞬く間に大勢の人に伝わる。一見、そこが危なそうですが、実際にはそれがチェック機能となり抑止力となっているのです。「それはおかしい」という人が現れずに、皆が怪しげな情報に群がるというのはちょっと考えられません。同じようなことで被害にあった人がいたとすれば「私もそれで騙された」とすぐにチェックが入るでしょう。さまざまな分野の専門家も大勢います。危ないどころかメチャメチャ有意義。狭い空間から広い空間へ、情報の動く場所が移動したことにより、情報の量が増大し流れがよくなった。どういうものが怪しいのか? ドンドン学ぶことができる。学んだ人が次々に増えていき、ますます正しい判断ができる人が増え騙されにくくなる。
 これがこれまでの実態です。ただし、あくまで“これまで”ではありますが、1対多数で騙すのは簡単ではありません。そのため、一人数役を演じる輩もいるので注意は必要です。最終的には一人一人の注意が欠かせませんが、それはどこでも一緒です。使えるものはうまく活用したいですね。

かぶこー掲示板


第62回  ●インターネット投資活用術●
(21)投資家層の拡大と全体の発展

<99/9/24>

 9月16日に証券業登録が完了し、日本オンライン証券も証券会社の一つとなりました。21日には手数料等サービス内容の詳細を記者会見で公表し、「いよいよ!」という感じです。ただひたすら、もっと使いやすいオンライン取引を、新しい時代の証券会社を、という思いで動き出してもう約1年。明日さえわからないような状況の中から、ここまで来たというのは本当に感慨深いです。でもこれでやっとスタートライン、本当の勝負はこれからです。
 オンライン取引のためのシステムを一から構築した唯一の証券会社として、どこまでも使いやすさにこだわって投資環境のインフラ整備を実現させていくつもりです。そして、もっともっと多くの人に株式投資を実践してもらい、日本における株式投資というものの認識を変えていきたいです。
 さて、上記で「これからが勝負だ」と書きましたが、それは決してパイの奪い合いではならないのです。各社各様それぞれの特色を活かして、創意工夫と努力でこれから始まる本当の競争に挑み、パイの拡大を目指さなければなりません。健全な競争による発展こそ、2000年代における証券業界のテーマでしょう。単なる足の引っ張り合いなんて無様なことをしていては共倒れのみならず、日本の発展にも悪影響を及ぼすかもしれません。目先しか考えず走ってきて失敗した愚を繰り返しては、もうダメでしょう。
 ですから、よく記者の方に聞かれる「ライバルはどこですか?」という質問にも、「新規参入でライバルなどとはおこがましい。証券業界全体で切磋琢磨しパイの拡大を目指していければ」と本音で答えています。株式投資と同じくゼロサムゲームじゃありませんから、「ライバルを蹴落として」という小さな発想ではなく、全体の発展を忘れてはいけないでしょう。短期売買で安値を買って高値を売ろうとして失敗するのと、長期投資で企業や社会の発展の果実を莫大に得ることとの違いに似ていますね。みんなが「自分だけは儲けてやろう」って思ったって、ほとんどの人が損をするわけですから。
 相場ってやっぱりおもしろいですね、すべて人間の真理を表しているのかも。摂理に逆らわず、日本オンライン証券も短期勝負ではなく、長期での成功を意識しています。

日本オンライン証券


第63回  ●インターネット投資活用術●
(22)“個人投資家の時代”到来

<99/10/1>

 いよいよ株式委託手数料の完全自由化となりました。各社各様の手数料体系や特色を活かした、新しい時代の幕開けです。言い換えれば、これは「“個人投資家の時代”到来」。ここは素直に喜びましょう。また、一部に「安くなるのはインターネットだけじゃないのか」という誤解もあるようですが、電話での取引でも同様に安くなっている証券会社もありますので、ほとんどの投資家にメリットがあるはずです。
 メリットといえば、売買にかかるコストの低減だけでなく、長い目で見ればもっとさまざまな変革が現れてくるはずですし、そうしていかなければならないでしょう。
●横並びではなくそれぞれの特長を活かした証券会社経営で、投資家は自分に適した証券会社を選ぶことができるはず。
●「サービスと対価」の意識が証券会社、投資家ともに高まり、さまざまな局面でよりクオリティの高いサービスが提供されるはず。
●お得意さまへの公正な優遇ができるようになり、過去の「損失補填」のような黒いやり方をする必要がなくなるはず。
●証券会社選びの段階から自己の判断が重要になり、投資家により一層の自己責任の意識が高まるはず。
 …これらが日本の投資環境をもっともっとよりよいものに変えていってくれることでしょう。

NIKKEI NET オンライントレーディング

 

すでにお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、チャートブック週足集の裏面一番後ろに日本オンライン証券の広告を掲載させていただいております。ぜひ一度ご覧下さい。


第64回  ●インターネット投資活用術●
(23)通信コスト

<99/10/8>

 10月7日の日経新聞1面トップに「ネット接続月5000円以下 定額サービス来年にも開始」という記事が掲載されていました。三井物産やDDI、富士通など15社が共同で実施するようです。NTTだけでなく、東京電力、マイクロソフト、ソフトバンクなどの合弁会社も、すでに同様の事業計画を公表しており、先行する米国と比較して割高だった通信コストの低料金化に、ますます拍車がかかりそうですね。
 でも「じゃあ来年になったらやってみよう」というのはどうかと思います。今でもすでにそれほどお金がかかるというほどではないと思いますし、やっぱり早く慣れた方がトクですからね。私の場合は普通のサラリーマンですから、日中は自宅からインターネットを使うということはほとんどない。よって、使うのは夜か朝ということになるのですが、この時間帯だと「テレホーダイ」というNTTの定額サービスがあります。これなら、月間1800円で夜11時から朝の8時まで使い放題。こんな時間帯はやらないよ、という人でも「タイムプラス」という割引制度を利用すれば、30分で通話料は60円ですみます。その他にもいろんなサービスが用意されているので、自分の利用パターン応じて使えばかなりお得になります。私もかれこれ3年半以上インターネットを使ってますが、一度も電話代でビックリなんてことないですから(笑)。
 今からパソコン買ってインターネットに慣れて、お正月あたりにはオンライントレードもバッチリ使いこなせる、なんていかがでしょう。車の運転みたいに、難しいというよりも要は“慣れ”ですからね。

【オマケ】
先日、スポーツ新聞の株式コラムを読んでいたら、某有名評論家の方が「手数料自由化といってもインターネットだけで、われわれ既存の投資家にはメリットはない。もっと安くしてくれ」というような主旨のコメントがありました。仰りたいことはわかりますが少々ご意見を。
1.電話でも安い会社はあります(例:日本オンライン証券 の場合、最低1700円から)
2.自由化なのでそれぞれの証券会社の経営方針やサービスの対価として決められる。利用者として「もっと安く」と要求するのは当然だが、要はコストパフォーマンス。あとは投資家が証券会社を選別していくこと。

NTTのホームページ


第65回  単位株制度の見直し

<99/10/15>

 99年度上期(4〜9月)における個人投資家の売買代金シェアが、29.2%と7年ぶりの高水準となりました。堅調な相場展開による投資意欲の復活が、このシェアをもたらしたのでしょう。下期もこの堅調な相場が続くかどうかはわかりませんが、10月からの株式委託手数料完全自由化の好影響などから、少なくとも個人投資家の投資意欲自体はそれほど落ち込まないのではないでしょうか。
 オンライントレードの勃興もあり、これまで株式投資に興味を持たなかった人が取引を始めるケースが増えています。幅広い個人投資家の参加者が増えるというのは、相場の腰を強くすることにも繋がり、ひいては景気回復の一助となるでしょう。そういう意味でも、幅広い参加を拒む要因となっているものは、なるべく減らしていくべきです。特に、新しい投資家は「○○社の株を買ってみたい」という思いから株式投資を始めるケースも多いのですが、志半ばに「なんだ、買えないのか」とあきらめてしまうことがあります。
 それは一般投資家のことなど度外視した高株価ゆえ、買いたい企業の株を買えないという馬鹿馬鹿しい状況のことです。何千万円、何百万もないと買えない株がゴロゴロしてるなんて、「フリー・フェア・グローバル」な市場などと言えるわけがないない。そんな銘柄も限られた参加者によって形成される株価ですから、適正なわけがないでしょう。どんな銘柄でも50万円程度で購入できるようになぜしないのでしょうね?不思議で仕方がありません。ミニ株や単位株の引き下げでお茶を濁すのも、そろそろ限界でしょう。抜本的な制度の見直しをする時期にきていると思います。
 「今やらなくていつやるの?」というタイミングなのですが、市場の発展など興味がなく、これまでの限られた少数派だけが参加できればいいと思っているのでしょうか? だとすれば悲劇ですね。自分で自分の首を絞めているようなものだ。
 「単位株制度の見直し」これを早急に実施しなくてはなりません! 商法や証取法上の問題があるのなら、改善していけばいいじゃないか! よりよい社会や市場を阻害する要素はドンドン見直すべきである! もちろん、さまざまな側面があるのでしょうが、少なくとも「どうすればもっとよくなるのか?」を目指しましょうよ!

※今回、「インターネット投資活用術」はお休みさせていただきました。(編集部)


第66回  ●インターネット投資活用術●
(24)トラブルと対応

<99/10/22>

 10月1日の手数料完全自由化後、インターネット取引でのトラブルが注目されています。インターネットの通信上の問題や、売買取り次ぎ上の問題、郵送物の遅延などなど、大小さまざまな問題が起こっているようです。
 そのような中、マネックス証券が自社のウェブ上で「マネックスを御利用の皆様へ」として、トラブル発生に対するお詫びと状況説明などを行いました。トラブルを隠すのではなく、むしろ積極的に開示し対策等をご説明する、これからの企業のあるべき姿ではないでしょうか。トラブルを未然に防ぎきれなかったのはもちろん問題ですが、その後の開示姿勢は高く評価できると思います。こういうよいことはドンドン真似していくべきですね。
 インターネットにおいても、会社側から何も説明がないと掲示板などで批判が相次ぎますが、きちんと説明がなされれば沈静化する傾向にあるのです。日本でも看板や対面よりも、本質やフェアという部分を見る人が増えてきていると思います。そりゃ、あれだけ不祥事隠しを見せられ続けりゃ、そうなっていくのが自然でしょうが(笑)。
 もう一方の傾向として、なんでもかんでも即座に、と要求する人もいますがそれは無理というもの。なるべく早く対応すべきでしょうが、かといっていい加減なことは言えないし、あとでコロコロ変わるというのもかえって問題でしょう。
 交通事故が相次いでいるから自動車をなくそう、などといわれることがないように、オンラインによる証券取引も便利で利用者のメリットが高ければ、利用者は増えていくでしょう。自動車もはじめから今のように至れり尽くせりだったわけではないわけで、オンライン取引も問題点をいかに解決しよりよいものとしていくかが重要です。


第67回  ●インターネット投資活用術●
(25)パソコンのはじめ方

<99/11/5>

 オンライントレードの流行もあるのか、最近パソコン教室に通う投資家が増えているという話を聞きます。私の所にも「インターネットを活用した株式投資のやり方をレクチャーしてほしい」という依頼がきて、来年1月と2月に講師をする予定です。この教室は興味はあるけどパソコンをやったことがない人向けに、パソコンやインターネットの使い方も専門の講師が教えてくれます。また詳細が決まればお知らせしますが、ご興味がある方はご連絡下さい。
 さて、今回は初心に帰ってパソコンのはじめ方についてです。これからはじめようという方からの質問で一番多いのが「どのパソコンを買えばいいのか?」ということ。一番気になるところだと思いますが、とっても車に詳しい人たちが「この車が一番よい」と言っても、みんな同じ車に乗ってることなんてないのと同じく、ある程度「どれでもよい」のです。予算に合わせて売れ筋のものを選んでおけば間違いないでしょう。ちなみに、最新のモデルである必要はまったくありませんので、新製品が出たから安くなってるようなものがお買い得ですね。
 必要な機能やソフトやハードも、はじめから付いてなくても後から買い足すこともできる場合が多いので、そんなに気にする必要ありません。もっとも、はじめは慣れる意味でもいろいろ付いてる方がよいかとは思います。ともかく、できればパソコンショップや電気店に出向いて、店員さんに「初めてなんだけど、パソコンでインターネットをやりたい。どういうのがよいか?」と話しかけてみましょう。モデムだとか聞き慣れない言葉で説明されるかもしれませんが、あまり気にせず(気になったら「モデムってなに?」と聞きましょう)話を聞いたり質問したりする。
 次が重要です。「じゃあ考えてまた来る」とパンフレットなどをもらって店を出る(笑)。それから書店に行ってパソコンのはじめ方の本を買う。次の週にでも今度は違うお店に行って同じことをする。また書店に行って今度はパソコンの雑誌を買う。もうこの頃にはある程度知識も増えたはずですから、その次の週にでも実際に買うつもりで出かけましょう。面倒ですけどこれぐらいやった方が購入の失敗もないだろうし、買ってから実際に使うのもスムーズにいくはずです。はじめに楽すると、後でなんだかわからないと埃をかぶらせてしまいますよ。
 ちなみに、「無料パソコン」のようなものもありますが、こういうのはあまりお薦めできません。冒頭で「みんなが同じ車を選ぶことはない」と言いましたが、今度は「みんなが選ばないものは選ばない方がよい」です。実際にパソコンを使っている人たちが選ばないようなものは、これからはじめる方でもやはり選ばない方が無難なのです。必要以上に興味をそそるようなものは、反面…、ということもありますからね。うーん、株のようですねぇ(笑)。


第68回  ●インターネット投資活用術●
(26)パソコンのはじめ方U

<99/11/19>

 前回、パソコンを買うまでの話をしました。一概にどれがいいということではなくて、なるべくいろいろ調べてから買いましょうということでしたね。調べる時間がないという人は、仕方がありませんので売れ筋商品を選んでおきましょう。
 さて、今回は実際に買ってからの話です。いろんな説明書やら広告やらが入っていて戸惑うかもしれませんが、なるべく読みましょう。特に「ユーザー登録」はきちんとしておかないと、わからないことやトラブルがあったときにサポートが受けにくくなってしまいます。はがきに書いて送るケースと、インターネットから送るケースがありますが、初めての場合ははがきに書いて送る方が早いし間違いがありません。
 サポート用の電話番号も確認しておきましょう。実際のところ、話し中が多くてなかなか繋がらないこともありますが、やはりわからないことは聞くのが一番です。遠慮なく活用しましょうね。
 いよいよ、実際にパソコンを使ってみるわけですが、取扱説明書(マニュアル)に沿って慌てずに一つ一つ確認しながらやるのがコツです。私も初めてパソコンを買ったときはマニュアルを見ながらやりました。画面が現れて自分が操作した通りに動いてくれる喜びや驚きは今でも覚えています。子供が新しいおもちゃで遊ぶように「楽しい!」という気持ちが大事です。「なんだ、わからないじゃないか」と怒りながらやっても、楽しくないしわからないことも解決しませんからね。
 初めて使う人向けにパソコン上で使い方を教えてくれる機能がありますので、まずはそれをしっかりと見ましょう。最近の初心者向け機能はとてもよくできていて、そのガイド機能をちゃんとやれば、ある程度基本的なことはわかるようになっています。これで最低限、何をどうすればどうなるのかが理解できますので、必ずやりましょうね。
 パソコンを使うために駆使するのが、文字を書いたり、機能を指示する“キーボード”と、画面上に現れる矢印(カーソルと言います)を選びたいものに持っていく“マウス”です。キーボードに慣れていない人はそこが取っつきにくいところだと思いますが、これはそろばんやテレビのリモコンのようなものです。あまり難しく考えず、要は自分のやりたいことをやるための道具だと思ってください。実際、慣れれば何の問題もなく使えるようになりますから。
 ここまでがパソコンを始めるにあたっての基礎的な部分で、ここまでは誰でも同じです。ただ、何事もそうであるように、この基礎的な部分を蔑ろにしては後が続かなくなりますので、わからないことやつまづくところがあれば、なるべく早めに解決しておきましょう。基礎的な部分でのつまづきをそのままにして進んでしまうと、いつかどこかで前に進めなくなります。
 ここから先はある程度自己流でも何とかなりますが、基礎だけはしっかりと身につけておきましょうね。そのためにも初めはパソコンスクールなどに通うのもいいと思います。1回だけのものでも十分です、わかる人に正しい知識を習い、わからないことをその場で解決できるので、不安な方は試してみましょう。


第69回  ●インターネット投資活用術●
(27)パソコンのはじめ方V

<99/12/3>

 さて、実際にパソコンを買って動かしてみるところまでご説明しました。ここまでのキーワードは「慌てずによく調べる」「楽しんでやる」でしたね。逆に言えば「慌てて後悔する」「難しく考えすぎる」では、なかなか上手く行かないものです。
 パソコンを使うというのは車の運転のようなもので、慣れてしまえばなんてことありません。もちろん若葉マークのうちはスムーズに運転できないかもしれませんが、ドンドン使ってチャレンジしていけば、高速道路も苦もなく疾走できるはずです。

 車の場合、運転免許証を取るために試験を受けたり教習所に通ったりしますよね。自分だけでなく、まわりの通行者の危険もあるから、「習うより慣れろ」というわけにはいきません。「習って慣れろ」ですね。パソコンの場合は、車ほど危険なことってありませんから「習うより慣れろ」でも別に構わない。実際、私もまわりに教えてもらうような人もいなくて、自分で本を読んで少しずつ覚えていきました。キーボードで文字を打つのも自己流ですが、慣れてしまえば人並みはできる。まぁ、なんとでもなるものです。
 ただし、「習うより慣れろ」は誰にでもお勧めできるものではありません。好奇心が旺盛で毎日慣れる環境にないと、なかなか進歩しません。変なところで躓いてしまい、嫌になりかねない。「習うより慣れろ」を選ぶ人は、黙っていてもそうしますから、そういう人は自分でドンドンやっていきましょう。そうじゃない人はやっぱり「習って慣れろ」ですね。
 今回、NEC PCカレッジ+日本オンライン証券で『オンライン証券取引講座』を、全国6都市13回開講することになりました。手数料の安いオンライン取引に興味はあるけど、パソコンは触ったことがない、パソコン買ったけど使いこなせない、という投資家の皆さんのための講座です。

 もちろん、これ以外にもいくつか講座がありますので、折に触れご紹介していこうと思います。また、証券会社の店頭で教えてくれるところもあるようですので、遠慮なく活用しましょう。「慌てずによく調べる」機会や「慣れる」機会は、積極的に活用しましょうね。もちろん、「楽しむ」ことも忘れずに。


第70回  ●インターネット投資活用術●
(28)パソコンのはじめ方W

<99/12/17>

 パソコンは買った、ある程度基本的な使い方も理解はできた、さぁ次はどうすればいいんでしょう? パソコンというのはそれ自体に具体的な目的があるものじゃなくて、いろんなことに使える箱のようなもの。人によって洋服を収納するために使ったり、インテリアとして使ったり、イスに使ったり、書類の整理に使ったり、一つの箱でも人によって使い方はさまざまです。パソコンもそんな箱のようなもので、いろいろできることがあって、どう活用するかはその人次第です。箱は箱でも優秀な万能箱のようなものですね。
 とはいえ、何をするにも基本は押さえておかなくちゃいけません。相撲で言えば四股、サッカーで言えばドリブルやパスの練習、パソコンなら文字を書くといったところですね。でもでも、やっぱり楽しくなくちゃ続きませんから、はじめは気軽に楽しむことに主眼を置くべきだと思います。そこで最適なのが、なんと言ってもインターネット。老若男女みんなが楽しめるものが世界中に転がっています。衣食住はもちろん、趣味に政治に文化に健康にと、何でもあるといっても大袈裟じゃありません。
 もちろん、株式投資に関するホームページもいっぱいあります。ここ数年、パソコンを始めるきっかけとして、さまざまな金融サービスや投資情報をあげる人が急増しています。実際の投資にも役立つでしょうし、いろんな投資家と知り合えたり、今まで知らなかった投資手法や金融事情を見つけたりと、存分に楽しむこともできるでしょう。
 「パソコンで株式投資を」とお考えの方のために、日経BP社の主催でセミナーを行うことになりました。パソコンやインターネットを使った株式投資の便利さや楽しさをできる限りお伝えできればと願っております。難しいことは横に置いておいて、とにかく使って楽しいセミナーにするつもりですので、軽い気分でご参加いただければと思います。